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新札切替による新紙幣と旧紙幣
2024年7月3日に日本の紙幣 一万円札・五千円札・千円札の3種類が新札に切り替わることが、2019年4月9日財務省と日銀より発表されました。
1万円札は、福沢諭吉から「日本の資本主義の父」と称される実業家 渋沢栄一へ、
5千円札は、樋口一葉から日本で最初の女子留学生としてアメリカで学んだ 津田梅子へ、
1千円札は、野口英世から破傷風の治療法を開発した細菌学者 北里柴三郎へと変わります。
紙幣のデザインが変わるのは2004年依頼20年ぶりのことです。
なぜ新札に変わるのでしょうか。
偽札、偽造を防止するための技術を強化していて、世界で初めてとなる最先端の技術が施されています。
新しい偽造防止技術として「高精細すき入れ」と「3Dホログラム」が採用され、特に「3Dホログラム」は世界初の試みとなります。
旧札を新札に切り替える方法
銀行での手続きで切り替えることが可能です。両替依頼書 に持参金額・必要な枚数・新札希望の有無などを記入して窓口に提出します。
口座の有無により手数料が変わる場合もあるでしょう。
口座を持つ銀行では同じ金種に限り、1日1回10枚まで無料で両替可能と一般的にはなっています。
※郵便局・ゆうちょ銀行では新札への両替は行っていません。
今使っているお札は使えるのでしょうか。
新しいお札が発行された後も、現在のお札が使えなくなるわけではありません。お札は法律で無制限の強制通用力があることが定められています。法律上の特別な措置がとられない限り、この通用力を失うことはありません。
過去に法律上の特別な措置が取られることはないのでしょうか。
78年前にそのようなことがありました。1946年には金融緊急措置令が出され、預金封鎖がありました。
旧円と新円の還元レートが1/10000になったのです。
そして、旧円から新円に切り替えられました。
それが戦後、日本で起きたデノミネーションです。
預金封鎖とは
預金封鎖が起きると、銀行に預けていたお金が自由に引き出せなくなり、しかも生活できる程度の少額しか引き出すことができなくなります。
そして、一定期間後に新円に切り替えられるため、その時点で旧円はもう使えなくなります。もちろん、旧円での引き出しもできなくなりますから、預貯金を引き出せなくなってしまうのです。
引き出せなくなるとお金はどうなったのでしょうか。
国の借金返済に当てられました。
預金が引き出せないことはかなり不便だったうえ、銀行に残ったお金は国に没収されてしまう。そんな大きな出来事でした。
なぜ、預金封鎖したのでしょうか。
国の借金返済に当てられたのです。
戦争やさらに敗戦してしまったことなどから、おそらく財政が破綻状態にあったのではないかと思われます。政府の債務が大きすぎて政府を維持できないために、預金封鎖をすることによって起きるインフレを利用したのでしょう。
インフレとは
インフレとは、起きればお金の価値が下がるので、必然的に政府の借金の価値も下がります。このインフレによって政府の1400兆円の借金なんてたいしたことないというような状況になるのです。
預金封鎖やデノミネーションが起こっても困らない対策は何でしょうか。
今、金(ゴールド)や銀(シルバー)の価値が注目されています。
金はお金ではなく、現物資産なので高い価値を持ち続けることができます。流動性があり価値が破綻することはない為、価値があるのです。
お金を金貨や銀貨に変えておくことが対策になることでしょう。 |
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